79番天皇寺、80番国分寺、81番白峯寺、82番根香寺、83番一宮寺
今回は、お遍路ツアーについての記事です。上記5ヶ寺、全て香川県の札所を参拝します。
地図はいつもの、四国運輸局の「四国遍路を列車・バスなど公共交通機関で巡るためのハンドブック「四国88NAVI」の発行について(更新)」 がわかりやすいでしょう。
四国の地図です↓黒丸の部分へ行きました。

香川県の79番~83番までバスで参拝します。(拡大。四角で囲んだ札所です)こちらへ松山からの出発です。

なぜこのあたりの札所をツアーにしたかというと・・・
白峯寺から根香寺まで、公共交通機関がなく、高屋バス停から、徒歩3.5キロで白峯寺、そこから徒歩5キロで次の根香寺、そこから根香口のバス停まで4キロと、ちょっとここを連続で歩くのが不安だったからです。歩き遍路の方、本当に凄い・・・

参拝したのは、令和5年11月25日のことです。前日八坂寺まで行きましたが、夕方暗くなってきたので、次の目的の西林寺は断念。そのままJR松山駅近くのホテルに移動し宿泊。理由としては、翌日(25日)のお遍路ツアーに参加するためです、集合場所がJR松山駅だったからです。
公共交通機関を使って行くお遍路ですが、今回はちょっと難所かな?と思い、一度参加してみたかった、いよてつの日帰りバス遍路(土曜遍路)へ参加することにしました。費用は日帰り11,000円でした。ギリギリに申し込んだので、現地で支払ったと思います。
納経帳と、納経のお金を集めるので(ツアーと平行して別に納経専用スタッフの方が納経してくれるのです。)次の集合場所の伊予鉄グループ本社につくと、すぐに一旦下車して、納経帳と納経料金を預けることに。(掛け軸も預けました)ツアーは時間との勝負。和を乱さぬよう素早くです!
ちなみに・・・令和6年4月1日より納経の料金が下記に改訂されました。
★納経料★
掛 け 軸 700円
納 経 帳 500円
朱印用白衣 300円
(白衣に押していきます。こちらは主な目的として、あの世に旅立つときに着せてもらうためのものです)
大師納経 500円
※納経帳重ね印は300円
★納経時間★
午前8時より5時まで(以前は午前7時より午後5時まででした)
お遍路の旅は、必ず納経(納経帳に御朱印をいただく)をしないといけないというわけではないですが、遠方の私は、頻繁に行けるわけがなく、必ず納経をしていただきます。善通寺だけ何度も行っているので、重ね印(2回目移行は、お寺の印だけを同じページに押してもらいます)が増えてしまってますついでに、近くの金倉寺も(^^;)この納経料が、地味に旅費の負担となるのですが、達成感がありますし、芸術ですよ。お寺の維持費にもなればと思います。
JR四国のツアーでは、駅の旅行代理店に、当日納経帳と納経代を集めて、納経専用のスタッフさんが別行動で、納経だけもらってくれて、同じくツアーが終わると返してくれるシステムでした。JR四国の旅行代理店は、大きな駅ごとに店舗があるので、その日行く札所に近い店舗に集合して出発なので開始時間はゆっくりめでした。
私がよく参加していたツアーは、四国ではないので、移動のバスの中で、納経帳と納経の料金を集めていました。添乗員さんが、参拝中にもらってきてくれました。いよてつは、松山に本社があるので、朝が早いです。今回は香川の札所ですからね!
まぁツアー遍路の参考に・・・なるかな?会社によってシステムが違いますね。
さて、ここからが本番です。オレンジ帝国から、うどん県へ!

実際の行程はこんな感じ
令和5年11月25日 土曜遍路 ツアー内容は以下でした。
JR松山駅(7:00)ー伊予鉄グループ本社(7:30)ー川内ICー坂出ICー79番天皇寺ー80番国分寺ー中野うどんで昼食ー81番白峯寺ー82番根香寺ー83番一宮寺ー高松ICー川内ICー松山市駅ーJR松山駅(19:00頃)
車内は4列2人座席のバスです。一人参加の時は近い年齢の方と相席になるよう配慮されているように思えます。この日は、地元松山の女性でちょっとお姉様でした。伊予銀行の行員をなさっている方でした。
第79番札所 金華山 高照院 天皇寺
バスから降りるとき、全員分まとめていた金剛杖から、自分のものをとり、早速お遍路開始です。ツアーはなんと楽なことか!時々、バスの中でうたた寝してしまいますが、はい、もうすぐ到着です。で目が覚めるとそこは札所・・・

楽をしてしまってすみません。


保元の乱により讃岐へと配流された崇徳天皇が崩御し、その冥福を祈願するため、寺院境内に崇徳天皇社が造営されたそうです。鳥居が奈良県大神神社と同系の三輪鳥居で、両部神道(密教の解釈による神仏習合のこと)がもとになっているそうです。
日本の三大怨霊、菅原道真、平将門、そして、こちらの崇徳天皇(上皇)ですね。すべて、霊の怒りを抑えるために神社を建てています。
宗派:真言宗御室派
本尊:十一面観世音菩薩

本堂正面(金剛界説法)と本堂背面(胎蔵界説法)の両面を参拝することを習いとしているそうですが、説明があったかどうか忘れましたが、知りませんでした!もし次回行くことがあれば、両面参拝します。これから参拝する方は、時間があれば是非参拝を。


ありがたいことに連日晴れ。お遍路の日は、いつも晴れてます。
お参りを終え、ササッと、神社へ走ります。

こちらのお寺は供養で、次の80番の次、81番の白峰寺は、天皇陵があるお寺。ということになりますね。崇徳上皇・・・影響は凄かったんですね。というか、敵側となった人達に不幸が重なったりで、心の中に、上皇に対してごめんなさい。という気持ちになったのでしょうかね?

今となっては、日本の守り神となっていることを願いつつ、日本をお守りくださいと祈願しました。もうね、雪蹊寺には長宗我部信親公のお墓もありますが、何百年も経つと、神様になっていると思うんですよ。土地の守り神、日本の守り神となっていると思いたい。合掌。

遅れないように、バスへ戻ります。
第80番札所 白牛山 千手院 国分寺




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