せっかく神社めぐりをするなら、知識があった方がより楽しめると思い、力試しもかねて、気になっていた神社検定にチャレンジしてみました。
合格すると、神宮の「初穗曳」へ参加、更に壱級に合格すると、「神嘗祭由貴夕大御饌」(外宮)の奉拝ができるのです!その他にも合格者は神社めぐりツアーなどの優待料金企画に参加ができます。普通の参拝ではなく、更に深く学べる機会が増えるので、最終は壱級合格!と目標を立てて受験してみました。
私が合格したのはまだ弐級ですが、検定合格までの道のり?を紹介するので、これから受験をしてみようと考えている方の参考になれば嬉しいです!
壱級合格した方の勉強方法も知りたいなぁ~
神社検定とは?
神社検定(神道文化検定)は、神社が好きな方や、日本文化をもっと知りたい方のための検定です。
空前の神社ブームも影響してか、神社の参拝者は急増し、神社に対する社頭での質問も多く聞かれるようになりました。
そんな中、より多くの方々に神社についての正しい知識を学んでいただき、「日本のこころ」を再発見していただくため、神社本庁監修のもと、神社検定はスタートしました。
神社検定/神道文化検定/知ってますか?日本のこころHPより
もっと神社を知ってもらいたい!日本のこころを再発見してほしい!ということのようです。
私が受験したのは、第6回(平成29年)、第7回(平成30年)です。受験会場は有名な神社の講義室のような部屋での開催でした。いつもの参拝では入ることができない部屋です。(今はオンライン開催)毎年複数のテキストから範囲が級ごとに指定され出題されます。とりあえずテキストを購入。範囲のボリュームが広く、神職の方々も全てご存じだろうか?と思うような奥の深いもので、日本文化や神道について、隅々まで知ってもらいたい。と主催側の気合いを感じます。
受験開催の時期は?
毎年6月に開催されます。申し込みの締め切りも、1月までだったのが、最近はもっと受験日に近い月までになっているようです。受験日、申し込み締め切り日は必ずHPで確認をお願いします。
受験費用は?
受験料(2022年2月の情報です。最新情報はHPへ)
初級3,000円、参級5,000円、弐級6,100円、壱級7,200円(全て税込み)
初級・参級併願割引、参級・弐級併願割引、という料金や早割もあります。
テキストの価格帯は1047円~3960円くらいまで。(2022年2月の情報)級ごとに出題される範囲のテキストを用意しました。
結局全てを購入し読破すると、かなり神社についてマニアックな知識を取得できると思います。うんちくも語れるようになれます!漫画のテキストも販売され、第9回から初級もできました。年代グラフを見ると、10代未満のお子さんも受験しているようです。子供の頃から神社の勉強ができるきっかけとなるので、素晴らしいことだと思います。この子供たちが上の級にチャレンジしていって、大人になり、そのまた子供にも受け継がれたらいいなと思います!
私は過去問題集も購入。→これが役に立ちました。メルカリなどでも出品してますが、売り切れが多く、マニア?の需要度の高さが伺えます。
神社検定グッジョブ!世の中の流れやニーズに合わせ、どんどん進化していってほしいです!
どれくらいの人数が受験して、どれくらいの人数が合格してるの?
第9回の受験者統計を見ると・・・
初級 申込者数422名 受験者数391名 合格者数383名 合格率98%
参級 申込者数1518名 受験者数1381名 合格者数1230名 合格率89.1%
弐級 申込者数978名 受験者数867名 合格者数587名 合格率67.7%
壱級 申込者数312名 受験者数289名 合格者数150名 合格率52.3%
全体で、受験者数2926名のうち2350名の方が合格しています。割と合格しやすい検定なのではないでしょうか。
年代別、点数ごとの人数など詳細はHPで確認できます。
必要なテキスト
その年によって指定の公式テキストは変わるのですが
私が受験した弐級は「神社のいろは続」を中心に、第6回は神話のおへそ「古語拾遺」第7回は「日本書紀」から出題、ほかに、「皇室」という雑誌から出題でした。(私は図書館で借りて必要なところをコピーしました)その年にあった神社の大きな行事の記事や、神話のおへそに関する記事から出題されます。今のところ「神社のいろは続」をメインに、その他サブテキストのようなものは変わるようです。回答は4択となっています。
私の勉強方法
私の場合、無謀なことに参級をすっとばして、弐級からチャレンジしました(汗
1回目は合格点の70点からわずか2点足らず不合格(笑)2回目で合格しました。参級(または初級)から段階を追っていった方が、抜けなく知識を重ねることができるので、よほど自信がある場合以外は、参級(または初級)からの受験をおすすめします。なお、壱級は弐級を合格してないと受験できません。
配点の範囲が多い「神社のいろは続」(100問中50点)のどこから出題されるかわかりません。中身を読むと、まだまだ知らないことが多いんだとちょっと凹みました。
とにかく、テキストを読みながら、知らなかったところをノートに書き写すことにしました(もうほぼコピーです)
この作業は効果的でした。重要そうなところはテキストにマーカーで線を引き、覚えていきました。読むだけでは覚えません。加えて、過去問題集が出ていたので、勉強の成果を試すため揃えてみました。1冊に参級から壱級まですべて載ってます。1回目の開催は参級のみだったので、2回目からのテキストを購入しました。今後も壱級にチャレンジしたいので、無駄にはなりません。
自宅では雑音が多くて集中できないので、休日の度に図書館の学習室へ行きました。テキストが複数で重いので、ショッピング用のカートに入れて移動しました(笑)最初テキストは図書館で借りようと思ったのですが、6か月間の勉強期間なので思い切って購入しました。月曜日は休館日なので、市の施設の中の、一般に開放されているテーブルと椅子が並んでいる学習コーナーで勉強しました。そこで仕事をしている人、くつろいでいる人、本を読んでいる人達の中に混じって勉強しました。
1回目は本当に合格するんだろうかという気持ちと、勉強期間が短かったし、仕事をしながらの勉強は結構大変でした。でも、知識を増やすということでは、不合格になっても勉強自体は無駄にはなりません!やはり合格するんだ!というモチベーションと、合格した自分が誇らしいとイメージして取りかからないと合格しません。どの世界でも同じだと思います。受験勉強なんて何十年ぶり??だろう・・
過去問をとにかく数多く解いていき、テキストに解答部分をマーカーしました。これの繰り返しです。雑誌「皇室」も購入しようか迷いましたが、図書館で貸し出しをしていたので、借りて試験に出題されそうなところをコピーしました。テキスト代でも地味に費用がかかります・・・
・メインのテキストを読みながら重要な部分を書き写す
・過去問をとにかくたくさんやる
・過去問に出た部分をメインテキストにマーカーする
・サブテキスト(古語拾遺、日本書紀など)は読み込んで、知らなかった語句などマーカーする
これを繰り返しました。読むだけでは覚えないので、書くことによって頭にたたき込んでいきます。
試験日が近づくと、対策講座の動画を見ることができるので視聴してましたが、今は有償のDVDで見ることができるようです。無料動画のままでやってほしかった!!これも参考になります。
もっと効率的な勉強方法もあるかもしれませんが、とりあえず、この方法で合格したので間違ってはいないと思います。
※テキストはこちらから↓
受験後の生活
神社検定弐級に合格した!と会社の友人たちに話すと、想像以上に反応がよかったです。すごい!と褒められました(笑)これは意外でした。神社やお寺が好きなのは知ってるけど、そこまで極めたか!?と思われているかもしれません。個人的な名刺にも記載できます。しかし、これは壱級に合格したときに追加しようと思います。神社が好きです!とアピールできます。
しかし、最大のメリットだったのが、昔の日本人の凄さが学べたところです。どの時代も、深く掘り下げて研究する人達がいて、学問が始まったり、その第一人者は歴史の教科書に出てくる人もいます。神道は身近にあるのに、知らないのはもったいないです。
以上、神社好きなら、是非チャレンジをおすすめしたい神社検定です。合格した満足感と、決して無駄にならない知識が得られます。
こ
※過去問をやりたおそう!↓
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